病理検査室のご案内
本日は病理検査室をご案内します!
4畳という限られたスペースですが、病理検査を担当する獣医師にとっては立派なお城です!機材は充分に置けるし全く問題ありません☆
早速ご案内します!
1.窓側には、切除したデキモノ等を薄くカットするためのスペースがあります(①)。
2.薄くカットしたデキモノ等は、ブロックという小さな入れ物(②)に入れて、特殊な液に浸けます。
3.その後、タオルウォーマーで液状のパラフィン(ろうそくと同様のもの)に浸けます(③)。
4.ホットプレートの上で、パラフィンの中にデキモノを埋め込みます。(④.⑤
)
※写真⑤の臓器は、スーパーで購入した鶏の肝臓です。
5.ブロックは冷凍庫でガンガンに冷やし、固めます。(⑥)
6.ブロックは、ミクロトームという機械を使っておよそ4μmの薄さにスライスします(ここが、なかなか難しいのです。)(⑦)
7.あとはオレンジや青の染色液で染色して標本は出来上がりです!(⑧,⑨)
8.顕微鏡で観察し、パソコンで所見を打ち込んだり、組織写真を撮ったりします。
いかがでしたでしょうか?
また、病理検査のご案内記事を書こうと思いますので、どうぞよろしくお願いします^^